千厩町愛宕相撲保存会について
明治生まれの女性たちが大正時代に初午やお祭りの出し物として始めたのが、女性たちだけで行う「女相撲」でした。当時の女性は相撲に長けていたので、自宅で相撲廻しを結び、その堂々たる姿は大変な人気を博したといいます。呼び出しから行司、露払い、棟縄、大刀持ち、弓取り、幕内力士、そして唄い手などすべてが会員の女性で行われる「花相撲」とも呼ばれていました。
昭和28年を最後に一時姿を消しましたが、愛宕地区の女性たちに、「花相撲の灯を消してはならない」「いま伝承しないとなくなる…」という機運が持ち上がり、大変苦労して昭和55年7月に27年ぶりに復活させました。その当時は手作りの相撲廻しの鈴が鳴り響き、独特の情緒を醸し出していました。
現在は、郷土伝統芸能として継承しつつ赤ちゃんの健やかな成長を願い、「みちのくせんまや赤ちゃん相撲大会」を開催し、元気な子ども達の逞しい笑顔に励まされ、なお一層の充実を図りたいと念じております。
基 句
子育て地蔵夜泣き地蔵由来記
愛宕神社のすぐそば、県道松川橋に面してお地蔵様が立っています。子育て地蔵または夜泣き地蔵として親しまれ、長く信仰されてきました。
子どもの夜泣きには悩まされるものですが、その夜泣きをお地蔵様が引き受けてくれるという言い伝えがあります。お盆の十三日の夜、家々で作ったお団子をお供えし、先にお供えしてあったお団子を頂いて帰り、それを夜泣きをする子どもに食べさせると夜泣きが治まるといわれています。
お地蔵様の衣やよだれかけを新調してあげる方、赤飯を炊いてお参りする方など、地域の温かい信仰が今も続いています。